目立ってなんぼ
当時、N研におられたTさんとのやりとり（?年前）。
（上村）
（前略）ラボセミナーでもいつも決まったメンツしか質問をしません。ラボセミナーで質問しない人が、どうして学会会場で質問できましょうか。私に言わせれば、かっこいい質問をしようとするからです。蛮勇を奮って普段から質問を繰り返し、恥をかいてこそ前進があると信じます。私など今では開き直って、「おまえがわかりにくいトークをするから、俺がこんな基本的な質問をせにゃならのだ。」ぐらいに厚かましく考えてます。
（Tさん）
立って質問して欲しいです。仮にかっこよく振る舞おうとしたとしても質問はできるはずなのに，じっと聴いていてあとで「◯◯のところが変だと思った」とか言ったりします。それならば会場で本人に聞けばいいのに。
（上村）
本当ですよね。「何ぬかしとんねん！」と思います。
（Tさん）
のちのちのことを考えると目立ってなんぼの世界ですし，学会で目立たなくても論文を沢山書けばいいやと思ってそれを実行できているならともかく:-)，普通の学生・ポスドクにとっては他人に覚えてもらう数少ないチャンスですよね。
（上村）
全くです。確かに、限られた時間に提示された内容を消化し、的確な質問をするのは難しいことです。「要旨からするとこの話しはおもしろそうだから」とか、「この人と知りあいになりたいから」とか、「ここでこいつにガツンと一発かまさないといけないから」とかなんでもいいから、最初からここでは質問するぞという心構えが無くては、質問できるはずがないと思います。