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上村研出来事集
2006年の出来事
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上村さんが、ドレスデンの Max Planck Institute for Molecular Cell Biology and Genetics (MPI-CBG) で恒例の、Thursday Seminar に招かれ発表してきました。(11.30)
生命科学の未来型研究と大学院教育において、一つの理想に近い姿があるように痛感しました。セミナー後は、あちらこちらのラボの PI、ポスドク、院生と息つく暇もなく議論させて頂き、ミキサーに入れられた果物のように(?)なりました。ホストのSuzanne Eaton に、ドレスデン市内にある聖母教会を案内して頂きました。空襲によって破壊された後に残った瓦礫を可能な限り使って、新しい石材と黒く煤けた瓦礫との組み合わせによって建てられたこの建造物に、多くを感じました。写真を上村研写真集からご覧いただけます。
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上村さんが、バルセロナ郊外で開催された The Biology of Shape(Cell Press、Massachusetts General Hospital、そして Center of Regenerative Medicine in Barcelona の共催)に参加し、発表してきました。(10.26-28)
従来の発生遺伝学の話題はもちろん、バクテリアやオルガネラの形態形成など細胞生物学の話も含む。分野横断型の新機軸を打ち出し、ライフサイエンスの未来をリードしようとする Cell Press の意気込みが伺われた。分子遺伝学的手法やイメージングでの新しい工夫に基づく発見はもちろんのこと、いくつもの演題で印象的だったのは、徹底した定量化とその数学的あるいは物理的解析。写真を上村研写真集からご覧いただけます。
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上村さんの Jan lab 時代の同僚の一人、Rolf Bodmer さん (The Burnham Institute for Medical Research, La Jolla) が訪問され、ショウジョウバエを用いた心臓の発生や不整脈の解析について、様々な手法を用いたダイナミックな研究の進展を発表されました。(10.12)
盛り上がった夕食会の写真を上村研写真集からご覧いただけます。
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研究室創設時のメンバーの一人であり、ポスドクをされていた木村宏史さんが、10月から就職されます。新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。(9.28)
盛り上がった送別会の様子を上村研写真集からご覧いただけます。
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第16回日本数理生物学会において、杉村さんがシンポジウム "Patterns in Biology: From Molecules to Cells and Organs" で発表しました。(9.15-18)
演題は "Mathematical Modeling For Pattern Formation of Dendrite" です。
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上村さんが三菱財団から研究助成を頂くことになり、贈呈式に出席してきました(9.13)。
自然科学研究だけでなく、人文科学研究や社会福祉事業に対しても、多数助成されていました。三菱財団/グループのご貢献と、膨大な応募の中から選考にあたられた先生方のご尽力に心からお礼申し上げます。
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上村さんの研究提案が、科学技術振興機構 (JST) 戦略的創造研究推進事業の、「生命システムの動作原理と基盤技術」研究領域に採択されました。(8.31)
研究課題名は、「器官のグローバルな非対称性と一細胞の極性をつなぐ機構の解明」です。
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What's newのRSS配信を始めました。どうぞご活用ください。(8.8)
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UCSF MISSION BAY キャンパスにおいて開催された The Lily and Yuh Nung Jan Symposium に、上村さんが出席・発表してきました。(8/12-13)
演題は "Passion of the people for science"。
写真を上村研写真集から見ることができます。
以下、上村さんの感想です。
濃密な内容のシンポジウムでした。
印象に残った一つが、Michelle Rhyu(当時大学院生)の発表です。
Michelle は、Numb の非対称分配が非対称分裂の基礎にあることを示し、彼女の論文は 1994年に Cell の表紙を飾りました。現在は弁護士として活躍しており、その活動に基づいた発表のタイトルが "Asymmetric distribution of power" でした。
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第29回神経科学大会において、上村さんがシンポジウム「神経回路形成における細胞認識の特異性」をオーガナイズして、島さんの研究成果を中心に発表しました。(7.19)
「2つの7回膜貫通型カドヘリンの神経突起伸長における役割」。
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山本さんの論文が Current Biology に受理されました!(6.30)
Yamamoto M, Ueda R, Takahashi K, Saigo K, Uemura T.
"Control of axonal sprouting and dendrite branching by the Nrg-Ank complex at the neuron-glia interface"
Curr Biol. 2006 Aug 22;16(16):1678-83.
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Lily Jan&Yuh Nung Jan (HHMI, UCSF) ご夫妻が来訪されました(6.20)。
研究室のメンバーと議論して頂き、Yuh Nung Jan さんはセミナーをして下さいました。
タイトルは、"Branching morphogenesis of neurons"。
夜はご夫妻を囲んだパーティーを開催し、楽しいひと時を過ごしました。
その時の写真を上村研写真集から見ることができます。
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International Congress of Biochemistry and Molecular Biology (IUBMB) が京都国際会館で開催され、碓井さん、星野さん、佐藤大祐さん、佐藤太一さんがポスター発表しました(6.19-23)。
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日本発生生物学会第39回大会において、杉村さんがワークショップとポスターセッションで、上村さんがシンポジウムで発表しました。(5/31-6/3)
杉村さんの演題は「樹状突起のパターンが持つ秩序は数式で解けるか?」です。
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全面的に更新しました。(6.4)
ようやく全てのページから「編集中」という表記が消えました。
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国際ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム機構(HFSPO)事務局長であるヴィーゼル博士(1981年ノーベル医学・生理学賞を受賞)をお迎えして、京都大学において講演会が開催されました(6/2)。
上村研は他の研究室の皆さんと共に、講演会のお世話をしました。藤本が作成した講演会のポスターを作品集に置いています。
講演会開催にあたりご協力下さった皆様や、ご来聴下さった皆様に、厚くお礼申し上げます。
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上村さんが、台北の中央研究院分子生物学研究所(Institute of Molecular Biology,Academia Sinica)に招かれてセミナーをしました。(5.23)
セミナーのタイトルは"Logic of shaping cells in developmental contexts -Roles of seven-pass transmembrane cadherin-"。Academia Sinicaの規模の大きさに驚きました。
上村さんが撮ってきた写真を上村研写真集から見ることができます。
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島さんと島田さんがともに Human Frontier Science Program の fellowship を受ける事になりました。お二人ともおめでとうございます!!新天地で存分に活躍されますように!!
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卒業生の丹羽さん(現 Yale Univ.)と島田さんの結婚パーティーが開催されました。(3.18)
竹市雅俊先生、岡田節人先生ご夫妻、西田栄介先生、米原伸先生をはじめとして、日本全国、世界各地から先生方や友人達が集い、大いに盛り上がりました。
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送別会が開催されました。(3.15)
北浦さん、島さん、山本さん、川口さん、今野君、岩崎君、瀬原君が、今月末で去ります。
皆さん、新天地での活躍をお祈りします!
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第4回国際学生セミナーに招待した Takaki Komiyama (Stanford Univ.) さんのセミナーが開催されました。(3.10)
タイトルは "Unraveling the Logic of Olfactory Circuit Assembly"。
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海外の研究室から20名の大学院生やポスドクを招いて、21世紀COEプログラム第4回国際学生セミナーが開催されました。(3.6-9)
春本さんが実行委員の一人として活躍しました。
初日の座長でも、絶妙の司会ぶりでした。
山本さん、木村さん、佐藤大祐さんがポスター発表しました。
初日の口頭発表で、上村研が招待したTakaki Komiyama (Stanford Univ.) さんが銀メダルを、そして島田さんが金メダルを頂きました。
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島田さんの論文が2月7日号の Developmental Cell の表紙を飾りました!
Yuko Shimada, Shigenobu Yonemura, Hiro Okura, David Strutt, and Tadashi Uemura.
"Polarized transport of Frizzled along the planar microtubule arrays in Drosophila wing epithelium."
Developmental Cell, 10: 209-222 (2006).
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Researchを中心に改訂しました!(1.23)
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島田さんが生命科学研究科の学位公聴会で発表しました。(1.23)
ムービー満載で熱演しました。
最後のスライドでのジョークが、審査員の先生方にうけていました。
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木村さんと杉村さんが、理学研究科生物物理学教室の学位公聴会で発表しました。(1.18)
堂々の発表と質疑応答でした。
木村さんは阿形先生の突っ込みに懸命に回答しました。
質疑応答終了後、杉村さんのガッツポーズが飛び出しました。
(そんなことはしていません:本人談)
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木村さんの論文がJournal of Cell Scienceに受理されました!
Hiroshi Kimura, Tadao Usui, Asako Tsubouchi, and Tadashi Uemura.
"Potential dual molecular interactions of the Drosophila 7-pass transmembrane cadherin Flamingo in dendritic morphogenesis. "
Journal of Cell Science, 119: 1116-1129 (2006).